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その7 優秀な広告担当者はコミュニケーション上手

私が師と仰ぐ広告担当者の先輩は、
「最もダメな広告担当者はメッセンジャーだ。」
と常々言っていました。

広告代理店から提案されたものを
そのまま会社に伝え
会社の意見をそのまま戻す、
みたいな広告担当者は
「いる必要が無いだろ!」というのが彼の主張で、
まさに正論だと思うのですが
これを広告代理店にいうと、
「メッセンジャーならまだマシっすよ〜」
と、返されます。

「散々ダメ出しして修正させて、
会社に確認してもらったら
代理店が提案していた元の案に戻る、
みたいな広告担当者が最悪!
そういうのに比べたら
メッセンジャーは実害少ないからマシっす!」
だそうです。

確かにそういう広告担当者は最悪ですが、
広告担当者が会社の考えを分かってないことは多々あります。

私は、
広告担当者って
”会社のしたい事を取りまとめる能力”
が不可欠だと思うんです。

これ、けっこー大変ですよ。
ワンマン会社で社長さんがなんでもかんでも決めてくれるなら、
実は広告担当はメッセンジャーでいいんです。

でも大抵の場合そんなワンマン社長はおらず、
な〜んか社内にモヤモヤしたのがあって、
そのモヤモヤしたものを形にしなければいけません。

会社の中にはいろんな人がいて、
いろんな意見があります。

そういった様々な意見を
取りまとめることが出来るのが俗にいう調整力で、
広告担当者に必要不可欠なものだと思うのです。

だから優秀な広告担当者って、
みんなコミュニケーション上手だと思います。

モヤモヤ~っとした会社の空気感を掴むには、
常日頃から社内のキーパーソンとコミュニケーションしてる必要があります。

さらにコミュニケーションが上手な人は、
いろんなキーパーソンと話していきながら、
会社の空気感を一方向に持っていくことができます。

だから、
会社の意見と自分の意見が一致してるのです。

まあ、まれに会社の意見は聞かず、
自分の感性だけで決め、
それを会社に通す、
という気の強い広告担当者もいます(笑)

でも私は
面倒でもなるべくみんなの意見を聞きたい派で、
それは何故かというと
その方が良い物が作れるんですね。
いろんなアイデアや発想がもらえて。

だから独りよがりな広告担当者って、
本人は楽しいかもしれないけど、
結局良い物作れないんじゃないかな~って思います。

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